古代人の日食の捉え方

イメージイラスト:白井美和
太古の時代から息づく縄文杉は時代とともにめまぐるしく変化する人の暮らしをどう感じて見ていただろうか。
三百数十年に一度しか地球上の同じ位置で観測できない皆既日食。
樹齢七千二百年と言われている縄文杉は約二十数回の皆既日食を体験していることになる。
古代人の日食の捉え方はどうだったんだろう?
明かりと言えば松明か太陽くらいしかなかった時代、万物に神々が宿ると崇め祭っていた時代、天文学的な予測もなかった時代に突然、皆既日食が起きたら人々はどうしただろうか?
神の象徴でもあった太陽が隠れてしまったことをどう感じたか?
自分達の争いや不誠実な行いを反省して必至に祈ったのではないか?
再び、太陽が現れた時の喜びはどれほどのものだったか?
その時の波動はどうだったのか?
太陽が隠れるメカニズムを知っている我々現代人でも、その壮大なスケールのイベントを目にすれば、宇宙の大きさと人間の矮小さを実感し、太陽・地球・自然の中に自分が生かされている事を思い出して、現代社会の中で忘れかけた謙虚な気持ちを甦らせてくれるかもしれません。
天岩戸伝説

日本各地に点在する天岩戸伝説は日本の神話としてとても有名です。
太陽神である天照大神が岩戸に隠れたために世の中が真っ暗になったというこの神話は、皆既日食が元になっているという説があります。
※クリックすると、天岩戸伝説を文章とイメージイラストで紹介します。